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アカシャ – 空 ~ 大陸を渡る記憶 ~ 雅楽とイラン・ペルシア古典音楽の響き【2022.12.18】

「アカシャ – 空」は広くアジアに伝わる世界の構成要素・五大元素のひとつで、全てを包み込む無限の空間「虚空(こくう)」を意味します。日本には仏教と共に伝来した概念です。

この無限の空間の中に、風が起こり、火が立ち上がり、水が流れ、大地が息づいています。その中に、私たち人間の暮らしがあり、音楽があります。

インド哲学では、五大元素の中でも最初に「空」が生まれ、それと同時に「音」が生まれたとされます。私たちは、目には見えないけれど、この虚空に満ちる「音」「響き」に生かされているかもしれません。

この「空」という背景のもと、イラン・ペルシア古典音楽と日本の伝統音楽である雅楽が共演します。雅楽は1300年前に、イラン・ペルシア古典音楽は現代に、広大なアジアの大陸を渡って日本にたどり着きました。私たちの想像力を少し広げ、この「虚空」に満ちているかもしれない、そしてこれらの音楽に託され、結ばれているかもしれない、大陸を渡る記憶に、今ここでみなさんとともに耳を傾ける機会になれば幸いです。

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日本三大不動 目黒不動尊 瀧泉寺 特別体験
(ご希望者はお申込時に要ご予約)

・ご住職による境内案内
1200年程の歴史をもつお寺の境内には興味深いスポットが数多くあります。寅年の守本尊であり今回のテーマにも深くリンクする虚空蔵菩薩(宇宙の智慧と財宝のほとけ)もお祀りされています。

・ご住職による護摩祈願に参加
18日は観音菩薩の縁日、不動明王の小縁日でもあります。当日、演奏会参加の方全員に護摩木をお配りし、お願い事を護摩木に記入いただきますが、さらに参加を希望される方は護摩木に書かれたお願い事を天に届ける「護摩」の儀式にもご参加いただけます。「護摩」は不動明王の火の儀式でペルシアに起源を持つとされます。

※本堂での護摩の儀式に参加希望の方は別途本堂にて500円をお寺にお納めいただきます

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◆日時:
12月18日(日)12:00開場 12:30開演 14:45頃演奏会終演予定
*ご住職による境内案内ご希望者は11:45仁王門集合・護摩祈願への参加希望者は14:45に本堂へ移動

◆ 出演者:
イラン・ペルシア古典音楽:
岩崎和音(サントゥール)
蔡怜雄(トンバク・パーカッション)雅楽:
中村香奈子(龍笛・正倉院復元楽器 排簫)
大塚惇平(笙・正倉院復元楽器 竽)ナビゲーター:
石井紗和子(浜松市楽器博物館学芸員)

◆ プログラム:
ご住職による境内案内(ご希望者のみ11:45に仁王門集合)
雅楽の演奏
イラン・ペルシア古典音楽の演奏
ナビゲーター・演奏家たちによるトーク
雅楽とイラン・ペルシア古典音楽によるコラボレーション
本堂にて護摩祈願(ご希望者のみ14:45に本堂へ移動)

◆ 場所:
目黒不動尊 瀧泉寺 書院 東京都目黒区下目黒3-20-26
東急目黒線「不動前」より徒歩約12分

◆ 参加費:5,000円(完全予約制・事前振込制 護摩木料含む)

◆お申し込み:
SILKROAD JAPAN 事務局 silkroadjapan2020@gmail.com
①お名前②ご連絡先③参加人数④ご住職による境内案内と護摩祈祷への参加の有無を明記の上お申込み下さい

◆定員:50名(新型コロナウイルス感染状況により変動の可能性があります)


企画製作・主催:一般社団法人 SILKROAD JAPAN
協力:泰叡山 瀧泉寺
文化庁「ARTS for the future!2」補助対象事業