2020年、コロナ禍の状況下、「恩送り」の考え方に基づいた新たな音楽と経済の循環を模索すべくスター トした「Gift Music」プロジェクト。4月から8月にわたり6回の回を重ねてきました。
今回、Gift Musicプロジェクトに既に参加いただいた日本・アラブの伝統音楽演奏家の5人と、音楽・文芸批評家の小沼純一氏にご出演いただき、トークとスペシャルコンサートを行います。
Gift Musicのテーマである「贈与」から伝統を紐解き、コロナ禍を経てこれからの伝統音楽をどう考えるか、演奏家はそれぞれ今何を見据えているのか…など、普段あまり聞くことのできない演奏家のトークを、聞き手の小沼純一氏と共にお楽しみいただきます。
コンサートでは、それぞれの伝統的な演奏に加え、出演者全員でのシルクロード ・アンサンブルによる演奏も披露し、伝統と現代、時間と地域がクロスオーバーする新たなシルクロード像をお聴きいただきます。
かつて大陸の西と東の人、モノを繋いだシルクロードのように、異なる文化的アイデンティティーを持つ音楽や文化も、今という時を生きる個々の「人」を介して、深いところでは繋がっている。その面白さと価値を伝えます。
イベント概要:
- 演奏日時 12月6日(日)13:30 開場 14:00 開演
- 参加費 4000円 要事前予約
- 定員 限定30名
- 会場 ワテラスコモンホール 〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2丁目101番地 https://www.waterras.com/common/
席数限定の会場での演奏会ご参加へのお申し込み先:
Peatixまたはメールにてお申し込みください。
Peatixでお申し込みの場合
こちらのリンクからお申し込みください。
https://giftmusic1206event.peatix.com/
メールにてお申し込みの場合
下記のアドレスまで①お名前、②ご住所、③お電話番号、④お申し込み人数を明記の上、ご連絡ください。お支払い方法をご案内させていただきます。
e-mail : silkroadjapan2020@gmail.com
* お問い合わせ先
- SILKROAD JAPAN 事務局
- 電話番号:050-1001-6933
- e-mail : silkroadjapan2020@gmail.com
演奏会は公益社団法人全国公立文化施設協会による「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿って行い、会場内の換気・来場者の手指のアルコール消毒・ソーシャルディスタンスを配慮した配席などの感染症対策を徹底した上で、人数限定により開催いたします。
なお、東京都内のコロナウィルス感染者数の状況によっては演奏会は中止とし、LIVE配信のみの実施になる可能性をご承知おきの上、お申し込みください。その際は、演奏会参加費につきましてはご返金いたします。
LIVE配信
2020年12月6日(日)14:00より下記YouTubeにてご覧いただけます。
ドネーション先
※ 頂きましたお金は、すべてアーティストの支援に使わせていただきます。
※ ドネーション(お布施)は、Peatix(外部サービス)を利用します。
※ ボタンを押すとPeatixの案内画面が開きます。
画面のご指示に従い、アーティストに
1,000円、3,000円、5,000円、10,000円
いずれかの金額でご寄付をお選び頂けます。
出演者:
アラブ音楽
- ウード 常味裕司
- パーカッション 立岩潤三
日本伝統音楽
- 胡弓 木場大輔
- 箏 山野安珠美
- 笙 大塚惇平
- ナビゲーター 大塚惇平
- 聞き手 小沼純一
スタッフ
- 主催 Silkroad Japan
- 協力 株式会社 natural Paradox
- フライヤーデザイン Peach Studio
出演者プロフィール:
常味裕司(アラブ音楽 ウード)
日本では数少ないウード奏者。民族音楽センター(若林忠宏氏主宰)在籍中、アラブ音楽に出会う。スーダンのウード奏者ハムザ・エル=ディン氏のもとで演奏法を学び、89年よりチュニジアへ渡りアラブ世界を代表するウード奏者、アリ・スリティ氏(元チュニス国立音楽院ウード科教授)に師事、本格的にアラブ音楽を学ぶ。アラブ圏や海外の国々での演奏多数、日本においては、ソロ活動およびアラブ音楽アンサンブル「ファルハ」や「アラビンディア」を主宰し、様々な演奏家、舞踊家、パフォーマーと共演。NHKスペシャル[新シルクロード]第2部の音楽、録音にも携わる。洗足学園音楽大学ワールドミュージックコース・ウード講師。
立岩潤三(パーカッション)
タブラ・バヤを吉見征樹/プラフーラ・アタリーに、ダルブカをスス・パンパニン/セルダール・バグティルに師事。グレン・ベレスからフレームドラム、ファルボード・ヤードッラーヒからトンバクのプライベ-トレッスンを受ける。こういった中近東~インドの打楽器で実際にその国の古典音楽/トラッドを演奏すると共に、その可能性を探るべくロック、ポップス、ジャズ、古楽、各種ダンスや舞踊、ライブペイントとのコラボレーション等、幅広いジャンルへのアプローチを行っている。2016年8月に初のパーカッションソロDVDを発売。
木場大輔(胡弓 作曲)
淡路島出身。甲陽音楽学院にて音楽理論とピアノを学ぶ。古典胡弓を原一男師に師事。一方で文楽、風の盆、尾張万歳など日本各地で伝わる胡弓の奏法を研究。胡弓の伝統を尊重しつつも、四絃胡弓の開発、作曲など、胡弓の可能性を追求している。
吉田兄弟全国ツアーや、人形舞のホリ・ヒロシ氏との公演、映画「駆込み女と駆出し男」サントラ、NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」での吹替え演奏など、幅広く活動を展開。NHK Eテレ「新春眼福!花盛り」に出演、またNHKワールド「Blends」で全世界に繰り返し放送されるなど、注目の演奏家。胡弓重奏プロジェクト「弓連者」主宰。「絹擦会」を東京・横浜・大阪にて主宰。
山野安珠美(箏)
山口県出身。東京都在住。沢井忠夫、沢井一恵の両氏に師事。NHK邦楽技能者育成会第44期修了。平成14年度文化庁新進芸術家国内研修員。平成19年度山口県芸術文化振興奨励賞、平成28年度エネルギア音楽賞等受賞。国内外において様々な可能性を求め、ソロリサイタルの他参加ユニットでの公演、洋楽器や民族楽器等ジャンルの異なる演奏家との共演、TV・ラジオへの出演、多数のCD録音への参加など、邦楽の世界にとどまることなく幅広い演奏活動を展開。現在、沢井箏曲院教師。AUNJクラシックオーケストラ、Dual KOTOÅ~KOTO、箏カルテット螺鈿隊メンバー。
大塚惇平(雅楽 笙)
ヴォイスパフォーマンスの活動を通して笙の響きの世界と出会う。早稲田大学第一文学部卒業。音楽文化論を小沼純一氏に師事。田島和枝氏に笙の手ほどきを受ける。その後、東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻卒業。笙、琵琶、右舞、歌物を専攻。卒業後、笙、右舞、歌物を豊英秋氏(元宮内庁式部職楽部首席楽長)に師事。雅楽古典の演奏・研究をベースにしつつ、現代音楽や即興演奏、他ジャンルとの交流を積極的に行う。近年では各地の芸術祭やコンサートホール、アートスペースでの演奏、神社仏閣での奏楽奉仕等、精力的に演奏活動を行っている。http://ohtsukajumpei.com
小沼純一(聞き手)音楽・文芸批評家/早稲田大学文学教授
1959年東京生まれ。音楽を中心にしながら、文学、映画など他分野と音とのかかわりを探る批評を展開する。現在、早稲田大学文学教授。音楽・文芸批評家。著書に『武満徹 音・ことば・イメージ』、『バカラック、ルグラン、ジョビン 愛すべき音楽家たちの贈り物』『ミニマル・ミュージック その展開と思考』『魅せられた身体 旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』『映画に耳を』他多数。詩集に『しあわせ』『サイゴンのシド・チャリシー』ほか。編著に『武満徹エッセイ選』『高橋悠治対談選』『ジョン・ケージ著作選』ほか。