2018年11月23日
出演者:
[雅楽]
中村仁美(篳篥)中村香奈子(龍笛)中村かほる(楽琵琶)大塚惇平(笙)
[アラブ音楽]常味裕司(ウード)西田ひろみ(バイオリン)立岩潤三(ダラブッカ)
[舞]Yoshika
プログラム:
雅楽
「盤渉調調子(ばんしきちょうのちょうし)」「青海波(せいがいは)」「越殿楽(えてんらく)」
アラブ音楽
「Samai Bayati」「Longa Sultaniyegah」「Samai Hijazkarkurd」「Kul da kan leh」「アルジェリアの夜」
雅楽とアラブ音楽のコラボレーション
芝祐靖氏復曲「復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽」より「急胡相問(きゅうこそうもん)」「伊州(いしゅう)」「急曲子(きゅうきょくし)」
レポート
第一部を雅楽古典の演奏、第二部をアラブ音楽、第三部をコラボレーションの部とし、第三部では2017年に文化勲章を受章した芝祐靖氏による「復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽」の楽曲をもとにコラボレーションを行った。
シルクロードの東と西の伝統芸能の楽器として、雅楽の楽琵琶とアラブの楽器ウードをメインに、雅楽とアラブ音楽のコラボレーションを行った。
当日は2019年に400周年を迎える日蓮宗の寺院である中目黒 実相山正覚寺を会場として行い、お寺という精神性を宿した「場」を活かしつつ、アラブ音楽、雅楽、両文化の伝統音楽が深層で通じ合い響き合う可能性を示す舞台となった。